・意思だけでは達成するの無理があります
2019年も三が日が過ぎました。
そろそろ仕事モード。
そろそろ学校モード。
モードチェンジしている人も多いかもしれません。
そして、新年の目標と言える2019年の目標です。
あなたは目標を立てましたか?
私はまだブラッシュアップしている最中です。
もっと具体的に自分の心に浸透するように落とし込もうと思っています。
ここ2~3年の2倍や3倍がんばるでは具体的に動けませんからねw
目標と言うと達成したいこと以外にもです。
※やめたいこと
2019年になったし「○○やめるぞー系」の目標を立てる人。
そのような人も多いと思います。
ちなみに有名YouTuber(ユーチューバー)のはじめしゃちょーさん。
毎年なにかしら1年間やめることを発表している気がします。
今年もやるんだろうか?と今から何をやめるのかちょっぴり楽しみにしています。
しかしながら、人間の意志なんて脆いものです。
新年早々こんなことを書くのは頑張っている人の水を差す感じですよね。
ただ、事実として皆様も「やる気」を出したものの挫折した経験。
生きていたら必ずといっていいほどあるんじゃないでしょうか。
ダイエットや筋トレを頑張ろうと思って挫折していた。
ジム通いや英会話教室に通うのが続かなかったなどなど。
やる気だけでは長持ちしない。
仕組み化が大事というのは昨今よく言われることです。
本書はそういう意味で「意思」に頼らない目標達成方法がわかりますよ。
書名:メンタリズム禁煙法
著者:メンタリストDaiGo
出版社:SBクリエイティブ
出版年:2018年10月6日
ページ数:192ページ
タバコをやめれば人生が変わる!
本書に関しては去年の10月か11月頃の話。
メンタリストDaiGoさんの書籍を書評するときです。
読みましたと報告したの覚えている人もいると思います。
そのときに私は禁煙を意識せずにタバコをやめてしまった。
自然とやめて吸いたい衝動も起こらないので書評しなかったんですよね。
禁煙法を試さずに禁煙した私だと説得力ないかも的な話です。
ただし、今の時期だと少し話が変わってくると思うんですよ。
2019年の目標に「禁煙!」と掲げている人もいらっしゃるかもしれません。
そうなると本書の知識ってめちゃくちゃ役立つと思うんですよ。
むしろ、仮に禁煙を決意して三が日で吸ってしまったそこのあなた。
諦めずに本書を読んで禁煙に再チャレンジすれば達成できるかもしれません。
だから、私のことは脇において本書を紹介することにしました。
それに「大切な人を禁煙させたい人も!」と書かれています。
タバコをやめようと決意している人が周りにいたとします。
その時に後押しできる知識も満載なのでタバコを吸わない人も役立つと思います。
もっとも、「応用が効く知識」も満載でもあります。
この応用はダイエットや禁酒など禁煙以外もという意味です。
科学的根拠(エビデンス)満載なので新年の今だからこそです。
目標達成するために陥りがちな失敗を予め対処できる方法が学べる。
そういう部分も含めてなるべく大勢の人が役立つ部分を選んで書評します。
・2019年の今の時期に読めば目標達成率が変わる1冊
(P.3-4) 本書はエビデンスに基づいた禁煙に効果のある心理的介入(心理学的に正しい禁煙法)を複数提示しながら、意志の力にも、根性にも頼らず、我慢もしない心理学的に正しい禁煙法をご紹介していきます。この方法で、人生最後の禁煙にぜひチャレンジしてください。
【目次】
はじめに
第1章:なぜあなたはタバコをやめられないのか?
第2章:事前準備をする
第3章:科学的に正しい7つの禁煙法
第4章:禁煙成功を支える5つのメンタルテクニック
第5章:大切な人を禁煙させたい人のための説得テクニック
第6章:DaiGo式 禁煙プログラム
本書は禁煙とか関係ないという人が読んでも大丈夫です。
先ほども書いた通りで辞めたい人を後押しできる知識を知ることができる。
それに自分自身にとっても「やめたいことをやめたい」ときに役立つ。
メンタルテクニックに関してはさすがDaiGoさんなので良いですよー。
新年の今の時期に読んでおいて「挫折」を出来る限り回避していきましょう。
(P.41) ブログやFacebookなどのSNSで「禁煙します!」と公表するのもいいでしょう。TwitterやLINEのアカウント名を「名前@禁煙中」と変えるのもいいアイデアです。決意を親しい人に加え、より多くの人の目に触れる状態にしていきます。これは「パブリック・コミットメント」という心理テクニックです。人は自分の思いや目標を公にすると、それに見合った行動をしなくてはならないという心理が働きます。すると、実際に宣言した通りの結果が得られる可能性が高くなるのです。
パブリックコミットメントは役立ちます。
実際に私はDaiGoさんのニコニコチャンネル。
メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」で先に知っていました。
そして、実践したことがあるので効果抜群のテクニックです。
私が実際にやったのは毎日の「スクワット」の成果をTwitterに書く。
『スクワット○日目』
『今日もスクワット終了』
このようにTwitterに書くことを10日以上継続しました。
継続しましたというのはもう書かなくて良いかと思いやめました。
やめたら1ヵ月ちょっとくらいで途切れてしまいましたがw
やっぱり、習慣としてしっかり根づくまではパブリックコミットメントする。
だから、私の失敗談としても書けるなら書き続けた方が良いと思います。
2019年になったので私もパブリックコミットメント利用して何かに取り組む。
せっかく本書を紹介するなら私も久しぶりに何かやってみようかと思いました。
(P.45) 研究グループは、成功率が上がったポイントとして「動機づけ面接」を行い、本人が自分で禁煙する理由を表明していったことを挙げています。動機づけとは具体的には以下のようなものを言います。
「子どもが生まれたから、タバコをやめます」
「つき合い始めた恋人がタバコを吸わない人なので、禁煙します」
「フルマラソンに出場する夢を叶えるため、タバコはやめます」
言わば、「パブリック・コミットメント」+「動機づけ」という組み合わせです。本書ではこれを行っていただくことで、禁煙をスタートします。実際に禁煙プログラムをすすめる際は、まずこの準備を整えるようにしてください。
パブリックコミットメント+動機づけ。
大好きな人のために「東大に合格」みたいなシナリオありますよね。
ああいうのはマンガやドラマの世界だけではないということです。
しっかりと科学的根拠があるテクニックというわけです。
太っている人が恋人ができて10キロ以上のダイエットに成功。
今までダイエットを何回やっても失敗続きだったのになんで?みたいな人。
ネット記事やSNSを見ていると見かけますが、こういうことでもあると思います。
私はパブリックコミットメントの成功体験は先ほど書きました。
「動機づけ」という部分も考えたらもっと行けるかと思いました。
このテクニックは「達成したい目標」にも使えるテクニックです。
今の時期だと何回も書いている通りで「新年の目標」にも使えます。
こちらのテクニックを意識して目標を立て直してみるのもいいかもしれませんよ。
(P.76-77) 私たちは自分の制御能力を過大評価しているため、意志の力でタバコをやめられると勘違いしているからです。その結果、喫煙習慣のトリガーを意識せず、ただ吸うのを我慢しようとすることで、禁煙に失敗します。大事なのは、自分で制御しなくてもいい状況を作ること。習慣から逃れるための代替え案を用意することです。
意志の力ではダメ。
DaiGoさんの書籍を読んでいる人は理解している人も多いかもしれません。
「習慣化が大切です」とよく仰るお方ですから。
引用部分は人それぞれ経験的にあるんじゃないでしょうか。
たとえば、毎日テレビを数時間は見ている人。
その人が明日からまったくテレビを見ないと決意しました。
これだけではテレビの誘惑には勝てないという話です。
第1段階としてテレビの線を抜いておく。
それでもダメならテレビを押入れにしまって見たい時に出す。
要は、我慢では勝てないのでわざと手間を掛けさせるって話です。
テレビに関してはテレビ線を抜くだけでも効果はあるかもしれません。
そこはやっぱり人それぞれだと思うんですよね。
それくらいでは効果がなくやっぱりすぐに見ちゃうという人もいるかもしれません。
だったら、自分の手の届かないところに置いてさらに手間をかけさせるわけです。
「自分の制御能力を過大評価」しているという部分。
そして、「トリガー」という部分も重要です。
いくら悪習慣を断ち切ったと思ってもですよ。
トリガー1つで復活する可能性があるわけです。
悪習慣ではないですけど、コーヒー断ちをしようと決意。
無事に1週間くらいコーヒーを飲んでいませんでした。
そんなときにお土産で大好きなスイーツをもらいました。
「このスイーツにはやっぱりコーヒーだよね!」
「今日くらい、まっ、いいか!」みたいな流れです。
このように書くと「あるある」と思う人もいるかもしれません。
だからこそ、「自分の制御能力」や「意志の力」に頼らないが重要です。
(P.123-124) 「どうにでもなれ効果」は、いったん計画が崩れると自暴自棄になってしまう心理状態を指します。かなり砕けた名称ですが、心理学の論文でも使われている用語です。例えば、「ダイエット中だからデザートは食べない」と決めていたのに、ランチの後に先輩がパフェを注文してくれて、断れずに食べてしまった。今日はもう台無しだからいいやと夜の飲み会ではビールを飲み、揚げ物をがんがん食べ、ラーメンで締めて帰ってきた……というような現象です。禁煙に置き換えれば、「1本もらいタバコをしてしまった。今日はもうダメだから、コンビニでタバコを買って、好きなだけ吸ってしまおう」といったことになります。この「どうにでもなれ効果」には、発動しやすい状況があります。
それは「目標が短期的なものであるとき」、「目標が『○○をやめる』など禁欲的であるとき」です。
はっきり言って、私は「どうにでも効果」に翻弄されます。
DaiGoさん経由で「どうにでも効果」を知って腑に落ちました。
逆に言えば、人間の心理だと思えば対処方法を考えれば良いと思いました。
知らない人は「性格的なもの」と思い込んでいる人もいるかもしれません。
「どうにでも効果」というものがある。
この事を知るだけでもすごく大きいと思います。
本書にはこの「どうにでも効果」への対処方法も書かれています。
引用部分の通りで禁煙以外にも使える心理テクニックです。
発動しやすい状況をいかに対処して翻弄されないようにするか。
2019年は「どうにでも効果」を手懐けるくらいの勢いでいきたいです。
(P.126) 「今月は無駄遣いをしない」ではなく「今月は無駄遣いしない日を増やす」、「ダイエット中だからデザートは食べない」ではなく、「ダイエット中だからデザートを食べたくなったときは、ナッツを食べる」といった形で、「やめる」目標を「やる」目標に置き換えていきます。禁煙ならば「タバコをやめる」ではなく、「タバコを吸わない日を増やし、連続させていく」といったイメージです。「やめる」と考えると禁欲的な目標になりますが、「やる」と考えると能動的な目標になります。それが「どうにでもなれ効果」の発動を遠ざけていくのです。
その「どうにでも効果」の対処方法の一部分。
DaiGoさんの書籍は発動条件などの説明。
そしてそれに関してこうすると良いという対処方法。
そのような構成で書かれているのですぐに実践して取り入れることができる。
役立つ知識が満載なので読んでいて楽しいですし本当に大好きです。
あなたはどうでしょうか?
「やる目標」を立てる。
「やらない目標」を立てる。
どちらのタイプですか?
大体の人は「やらない目標」を立てる人が多いと思うんですよ。
もちろん、やるとやらないの両方の目標を立てる人もいると思いますが。
引用部分は「やらない目標」を立てる時の注意点。
注意点と言いますか、「やらない目標」は「やる目標」にしようという話です。
※やると考えると能動的な目標※
※やめると考えると禁欲的な目標※
どちらが頑張れるかと言うと前者。
能動的な目標が良いという人が多いと思います。
小さな心がけで大きな成果が出るテクニックです。
2019年の目標を何個も書いている人もいるかと思います。
そのときに「やめたい目標」を列挙している人がいるかもしれません。
自分の目標を見直してみて「禁欲的な目標」になっていないか見直す。
それを能動的な目標に変えるだけで達成率が変わっていくんじゃないでしょうか。
【メンタリズム禁煙法】
【2019年のモチベになるお年玉的なプレゼント大募集】
・まとめ
【新刊】新年の今の時期だから紹介 DaiGoのメンタリズム禁煙法でした。
本書の書評を書く前に1つ調べたことがあります。
禁煙について書くのってポリシー違反にならないかという話です。
ブログの話なんですが、調べてみたら禁煙の記事はOKと書かれていました。
販売などの記事はOUTですが、お役立ち系の記事を書く分にはOKでした。
本書は禁煙に限らず「やめたいことがある」人には朗報といえる1冊。
2019年をより良い1年にするためにも知っていて損はしない知識が満載です。