・瞑想が気になる人の入門書
瞑想やマインドフルネス。
良いですよ~と言うことが多く言われています。
科学的根拠もしっかり明示されることも多いです。
一昔前よりは瞑想は怪しいと思う人も減ったんじゃないでしょうか。
と言っても思う人は思うので私は人前ではやっていると言いませんが。
そのような事情もあるので瞑想に取り組みたい。
でも、どうしよう?と思う人もいるかもしれません。
「人に聞くのも憚れる」という心情ですね。
そこで、本を読んでみるのをおすすめします。
ただ、どの分野の本でもこれは言えると思います。
初心者向けの本もあれば、上級者向けの本もあるという話。
「瞑想」というジャンルは奥が深い。
瞑想の仕方だって千差万別です。
ですから、いきなり難しい本に手を出したら挫折すると思います。
たとえば、瞑想と言えばのジョン・カバット・ジンさんの考え方は素晴らしいです。
でも、初心者の人が読んだらちんぷんかんぷんになるのは間違いなしだと思います。
私が紹介する瞑想に関しての書籍。
基本的には「入門書」の紹介が多いです。
「瞑想に前から興味があるけど手を出せない」という人向け。
そのような人が瞑想するのに向いているという書籍の紹介が多いです。
【1日10秒マインドフルネス】
【ぷち瞑想習慣】
たとえば、こちらの2つの書籍はまさしくです。
初心者向けでいて手軽に試せる瞑想やマインドフルネス。
はてなブックマークやPocketへの保存いただいています。
今回の「瞑想本」もこちらの2つの良書に負けず劣らず。
むしろ、わかりやすさが網羅されているので読みやすいですよ。
書名:人生を整える「瞑想」の習慣
著者:加藤史子
出版社:日本実業出版社
出版年:2018年10月20日
ページ数:208ページ
「心を整える」ではなく「人生を整える」です。
少し大げさでは?と思う人もいるかもしれません。
私はそこまで大げさでも無いと思うんですよね。
それくらい瞑想をしてからの恩恵ってあります。
そこは著者の加藤史子さんも仰っていますし気になる部分を書評していきます。
・人生を劇的に変える力があるんだからやらなきゃ損!
(P.2) 瞑想をして、仕事で結果を出している人たちが多くいます。瞑想をして、プライベートで幸運をつかんでいる人たちもいます。グーグルをはじめ、瞑想を取り入れている会社も増えてきました。瞑想の効果は、それだけ世界では社会的に認められてきているのです。瞑想は人生を劇的に変える力を持っています。
【目次】
はじめに
PART1:瞑想をすると何が変わるのか?
PART2:かんたんな瞑想から実践してみよう
PART3:「身体の不調を癒す」ヒーリング瞑想
PART4:「心を癒す」ヒーリング瞑想
PART5:夢を叶える瞑想
PART6:自分の人生のミッションに気づく「ビジョン・クエスト」という瞑想
PART7:今すぐできる、心を整える「シチュエーション別」瞑想
付録:音声で聴く瞑想
おわりに
本書の目次です。
最初は瞑想の説明。
瞑想の効用なども含めてです。
後半パートはいざ実践。
シチュエーション別の瞑想方法が書かれています。
初心者向けとは書きました。
でも、既に瞑想を実践している人。
そんな人にも「これ試したい!」と思える瞑想方法が見つかると思います。
私もこれいいなと思ったのは本書を読んで取り入れようと思いました。
(P.15) 長谷部選手の他にも、元メジャーリーガーのイチロー選手も瞑想を実践していることで有名です。スポーツ界だけでなく、ビジネス界でも瞑想は取り入れられています。ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズ、日本でも稲盛和夫さんが瞑想を取り入れていることで知られています。アーティストやハリウッドスターたちも瞑想を取り入れています。あのビートルズのメンバー、マドンナ、レディー・ガガ、マイケル・ジャクソン、リチャード・ギア、デミ・ムーア、オリビア・ニュートン、ニコール・キッドマン……数え上げればきりがないのですが、多くの著名人たちが瞑想を実践して結果を残しているのです。個人レベルだけではなく、企業として取り入れる会社も増えてきました。グーグルは社員研修に取り入れはじめましたし、アップル、ヤフー、ナイキなどでも導入されるようになっています。
これは瞑想本の特徴ですよね。
「瞑想は怪しくないですよ」という説明です。
私が本格的に瞑想を始めようと思ったきっかけ。
それはメンタリストDaiGoさんの影響大です。
メンタリストDaiGoさんが科学的根拠ぎっしり。
瞑想の効能を説明してくれている動画を視聴してからやり始めました。
これだけ多くの著名人が実践していて効果が出ている。
本書を読むと今日から瞑想始めようと思えること間違いなしですよ。
(P.17) 私は瞑想について、次のように定義しています。
瞑想とは、心を静めて、何かに心を集中させたりすること、心を静めて無心になること、目を閉じて深く静かに想いをめぐらせることである。単に心身の静寂を取り戻すために行う比較的日常的なものから、究極の智慧を得るようなものまで、広い範囲に用いられる。心身の健康とされる状態を引き出すため、精神的プロセスを整えることを目的とする意識訓練のことである。リラクゼーションを目的としたり、ある種の心理的治療を目的としたりして行われることもある。
瞑想にはいくつかの目的や数多くの手法があります。共通することは、心を静めることと、静かな心の状態を手に入れることで得られる心理的な効果を期待して行う、ということです。
「瞑想の定義」です。
私は初心者の初心者の人に対してです。
「1分でも良い」と思っています。
ずぼら瞑想と言えるずぼらで構いません。
要は、毎日の実践が大切だと思っています。
著者の加藤史子さんが仰るこの部分。
「精神的プロセスを整えることを目的とする意識訓練」
意識訓練というのが重要なんじゃないでしょうか。
たとえば、スーパーやコンビニのレジ待ちです。
普段から1分や3分の瞑想をしている。
これだけでレジ待ちのイライラが減ると思いますよ。
日常生活の些細なイライラに「とらわれなくなる」と思います。
(P.22) 瞑想をすると考えていることを手放すので、脳を休ませることができます。瞑想中は、考えが浮かんできたとしてもその考えを手放し、ただひたすらある言葉に戻ることを繰り返すので、頭の中をリセットすることができます。瞑想とは脳を休ませる機会であり、考えを手放す練習でもあるのです。疲れた頭(脳)を休ませることができるので、脳が感じている疲労が回復し、頭がスッキリした状態になります。
瞑想とは脳を休ませる機会。
人間って常に思考しています。
つまり、常にする思考を意識的に休ませる。
それが瞑想と言えるかもしれません。
寝ているとき以外は何かしらの思考がうごめいてしまいますからね。
瞑想を実践すると陥りがちなのが瞑想中の思考にとらわれることです。
頭を休ませるつもりが「あっ、あれやらきゃ!」とか浮かんでくるんですよ。
そのまま「考え事」をしてしまっている。
このようなときは意識的にニュートラルに持っていく。
あらかじめ呼吸に焦点を合わせると意識的になれると思います。
瞑想法は本書を読むと実践しやすいのも含めて複数の瞑想法が載っています。
ぜひ、自分が実践しやすいのから取り入れて試してみてくださいね。
(P.35) 最初は瞑想に対しても、「やる時間がとれるのか」「瞑想する時間があったら、他のやるべきことをやったほうがいいのではないか」などと思っていました。でも、瞑想をはじめてからわかったのは、忙しい人ほど瞑想を日々の生活に取り入れたほうがいいということです。私は朝起きるのが苦手でしたが、今では瞑想をしたいがために、早起きして瞑想をする時間を確保するようになりました。それほど瞑想による恩恵が、私にとっては素晴らしいものだからです。瞑想をすると頭がクリアになり、活力も湧いてくるので、何にでも集中して取り組むことができるようになります。仕事もやるべきことも、サクサクと進むようになるのです。
引用部分って瞑想に限らないと思うんですよね。
「運動(筋トレ)するなら他にやるべきことをやったほうが」と思ってしまいます。
私は「瞑想」も「運動」も必要だと感じています。
しっかり瞑想や運動などに取り組める時間を取って実践する。
その方が自分のパフォーマンス上がりますよ。
(P.52-53) 呼吸を意識することによって、頭の中の考えを一度リセットすることができます。すると、頭の中に静けさを取り戻すことができ、考えや感情を一度リセットでき、必要な判断ができるようになります。途中で何か考えが浮かんできたら、また呼吸を観察することに意識を戻せばいいだけなので、考えてしまった自分を責める必要はありません。
呼吸というのは大切です。
当ブログでは「呼吸についての本」の紹介。
「呼吸本」といえる書籍を多く紹介しています。
瞑想に取り組みつつ呼吸法も実践する。
瞑想と呼吸を密接に絡ませてまさに一石二鳥。
最初は呼吸を意識する瞑想から実践してみる。
1分でも良いから毎日の継続によって変化する部分が出てくると思いますよ。
【人生を整える「瞑想」の習慣】
・まとめ
【新刊】初心者オススメ! 加藤史子の人生を整える瞑想の習慣でした。
本書は初心者にわかりやすい。
そしてシチュエーション別の瞑想もついています。
既に瞑想を実践している人は取り組みたい瞑想が見つかるかもしれません。
瞑想をして意識的に人生を整える時間を取ってみるのもいかがでしょうか。